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池波正太郎先生と間合い

2011年9月11日
by uk

私は自称「池波フリーク」です。

これだけ偉大な作家さんですから

作品知識については先輩諸氏の足元にも及びませんが

好きなもんは仕方ありません。

池波先生がご幼少のときに

剣術をされていたのかまではわかりませんが

作品を描かれる中で

剣の道を極められたのだと思っています。

その一つに「間合い」に関する表現があります。

「その一線を超えると命のやり取りになる」

この距離感が「間合い」なのでしょうか。

経営者としての私と職員、

施設長としての私とご利用者様、

それぞれ間合いがあります。

命のやり取りはしませんが

それぞれの人生がありますから

真面目に考えれば考えるほど「間合い」を感じます。

経営者や施設長は

時に厳しい判断をしなければいけないからです。

些細なことでもトラブルがあったときなどは

「歯が浮いた」ような上辺だけの挨拶をしたくないので

「間合い」を取って現場には行かないようにしています。

ちょっと寂しいです。

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