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天明の飢饉と東北地震

2011年7月 7日
by uk

かつて日本は何度も飢饉に見舞われています。

その一つに「天明の大飢饉」があります。

天明2年から8年にかけての飢饉のことで

遠くはアイスランドの火山噴火、

日本でも浅間山が噴火したことで

多くの火山灰が降灰し

日照時間が激減したことが原因でした。

飢饉は政権批判へとつながり

これに便乗して

田沼意次から政権の奪取を狙ったのが松平定信です。

このときの政争は

定信が老中首座になるまで10ヶ月にも及び

その間、幕政は空転しました。

あれ? どっかで聞いた話ですね(#^.^#)

しかし、

実際に飢饉を救ったのは

私財を投げ打ってまで窮民救済を図った民間の有志や

米の下げ渡しや年貢免除まで

幕命に背いて裁断した現場の代官でした。

そして

定信も結果が出せぬまま最後は失脚しました。

さてさて、現在も繰り広げられるお偉い方々の争い

今回は10ヶ月で収まりそうにないですなぁ(;>_<;)

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